面構造
Structure
「ツーバイフォー工法」は床・壁・屋根が面としてつくられ、その面で箱をつくるように家がつくられます。
ツーバイフォー住宅の様々な機能性、優れた特徴はこの面構造により、家全体が強い一体構造になることが基本となっています。
耐震性
Earthquake
床・壁・屋根の一体構造により、地震の揺れを六面体の全体で受け止めて力を分散・吸収し、荷重が一部分に集中することを防ぐため、地震に対して強さを発揮します。
また、床・壁・屋根には構造用合板でパネルが構成され、その構造用合板が建物の変形や倒壊を防いでいます。
耐火性
Fire
ツーバイフォー住宅は、火の通り道となる床や壁の枠組材などが、ファイヤーストップ材となり、空気の流れを遮断します。
さらに、すべての天井・壁の内側全面に12.5mm以上の石膏ボードが貼られ、炎があたると水蒸気を放出するという優れた特性を発揮します。
これらにより、ツーバイフォー住宅は初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に抑えます。
耐風性
Wind
ツーバイフォー住宅の屋根は、「ハリケーンタイ」とよばれるあおり止め金具でガッチリと連結され、強風にあおられても屋根が吹き飛ばされないようにします。
ツーバイフォー住宅は台風・竜巻の多い北米生まれの工法なので、強いのも当然です。
耐久性
Durability
構造用製材には乾燥材を使用し、床下には防湿シートと換気口、当然ベタ基礎です。
防腐・防蟻処理もしっかりと行います。
また多くの歴史的建造物がツーバイフォー住宅の耐久性を実証しています。
札幌の時計台(明治11年建築)も代表的な一例です。